約 555,550 件
https://w.atwiki.jp/vitadlhyouka/pages/2.html
メニュー トップページ PSVITA発売から3647日 今日: - 昨日: - 合計: - このwikiの編集は管理者のみとしています、ご了承ください。
https://w.atwiki.jp/vitadlhyouka/pages/12.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/saki_nodoka/pages/78.html
注意 学ランを来た和は原作とかなり違う印象を与えます。 そこに違和感を感じることもあると思いますが、お楽しみ頂ければ幸いです。 一応「いつもは天然攻めな咲ちゃんを強制的に受けにする 」というのがコンセプトになってます。 〈咲視点〉 「本気だよ?」 そう言いながら和ちゃんが唇を近づけてきた。 顎に添えられたその手はふんわり柔らかくて、優しかった。 だから、嫌ならその手を払って顔を背けることだって簡単に出来たはずなんだ。 逃げようって思ったらすぐにでも逃げれたと思う。 でも、私は顔を背けることも、手を払いのけることもしなかった。 ――――そのまま唇を奪いに来た和ちゃんを受け入れようって、そう思ったから。 『俺なんかどう?』 『咲のこと、好きだよ』 『本気だよ?』 和ちゃんから投げかけられた全部の言葉にドキドキした。 全部の言葉が嬉しかった。 それを聞いて (応援団長になって遠いところに行っちゃったように思えた和ちゃんだけど、私のことを見ててくれたんだ) って、そう思えた。 学ラン姿のちょっぴりワイルドな和ちゃんにすっかりやられちゃったみたい。 振り回されて、やきもきして――――――――― ――――――――――――それで気付いたんだ。 和ちゃんが大好きなんだって。 応援団長になって寂しかったのも、意味深な言葉をかけられてドキドキしたのも、全部和ちゃんが好きだったからなんだって。 その瞬間、今までよくわからないまま胸に溜っていた気持ちに、『好き』っていう名前が与えられた気がした。 そしたら、こんなにも和ちゃんが『好き』だったんだって、自分でもびっくりするくらい胸いっぱいに和ちゃんへの想いが溢れた。 『原村さーん』 『一緒に行こうよ』 『私、原村さんに咲って呼んでもらえたら、嬉しいかも』 和ちゃんの隣に居たいって、もっと近くにいたいって、、、思ってた。 ずっと、和ちゃんが『好き』だった。 だから私は近付いてくる唇を避けずに受け入れたんだ。 その瞬間、今まで経験したことのない感触が唇を通して全身を包み込んだ。 一度目の触れ合うだけのキスとは違う、それこそ奪うような強いキス。 ちょっぴり乱暴だけれど、でも労わるような優しさの篭もったキス。 (柔らかいな、和ちゃん) 触れ合った部分から溶けてしまうみたいだった。 頭がぼーっとして、夕焼け空も、和ちゃんの瞳も、髪も、茜色の雲も、区別がなくなっていった。 それだけじゃない。 風の音も、遠くを走る自動車の音も、小さく聞こえなくなっていった。 視覚も聴覚もふやけて、あやふやになった私の真ん中にすとんと和ちゃんの唇が落ちてきた。 (今、和ちゃんとキスしてるんだ) そのことを噛み締めてたら、唇が離れて和ちゃんが口を動かすのが見えた。 聞こえて来たのは 「嫌じゃなかった?」 っていう言葉。私が 「そんなことないよ」 って首を振ったら、そしたら和ちゃんは嬉しそうに笑ってくれた。 「凄くドキドキした。………本気だったから」 ポニーテールにまとめた髪を手で梳きながら、「本気だったから」って言葉を 落ち着いた調子で付け足すみたいに言った和ちゃん。 学ラン姿にそれがよく馴染んで、格好いい男の子みたい。 女の子っぽい服装だとか、お化粧だとか、そんなことにはあまり興味がない私だけど、 でもそんな和ちゃんを見てるとやっぱり女の子なんだって、そう思った。 いつも顔を赤らめて俯く和ちゃんを見てると私まで恥ずかしくなったりするけれど、それとも違う不思議な感じ。 何を言われても断れないんじゃないかって、なんとなくそんな風にも思っちゃった。 「咲が好きだよ」 真直ぐ見つめながらそう言われて、『コクン』って首が勝手に頷いた。 「咲は、好き?」 やっぱり、首が勝手に『コクン』って。 それはまるで、好きっていう気持ちが意識を飛び越えて体を動かしてしまったみたい。 目の前の和ちゃんへの気持ちが溢れて頬が熱い… 胸が苦しい… 何か伝えたい… 「続きをしてもいい?」 (続きって何?) そんな疑問さえも飛び越えて、体が和ちゃんを受け入れる。 『好きだよ、和ちゃん』って、全身に訴えるみたいに首が頷く。 それに応えて、学ランのホックが外される。 Yシャツ姿になったその『大好きな人』が腰に手を回して、私を抱き寄せる。 ふわっと優しい香りが鼻をくすぐったと思ったら、次の瞬間首筋に痛みが走った。 唇で肌を吸われてるんだってわかったら、やがてその痛みが去って 「キスマークをつけたよ。もう咲のこと放さないから」 って、甘い囁きが耳をくすぐった。 心の芯を絡め取るみたいなその囁きに胸がドキドキして、だけどどうすることも出来なかった。 体も心もすっかり和ちゃんのものになっちゃったんだって、そう思った。 嬉しさが心から溢れて、胸が高鳴る。 そんな私に「続きをする」べく、和ちゃんが腰に回した手に力を込めて近くのベンチに導いた。 木のベンチの感触をお尻に感じつつ、少しだけ角度が変わった視界に茜空と和ちゃんの瞳が見えて、 その瞳に真直ぐ見つめられた私は、もう動くことなんて出来なかった。 (苦しいよ、和ちゃん) (ドキドキして、胸が苦しい) その思いはキスマークの跡を優しくなぞられた時 「んん!」 っていう響きになって、とうとう口からこぼれた。 腰に回された手が一層強く私を抱き寄せて、そのせいで首がのけぞって、露になった首筋を案の定噛まれて 「あっ、のっ、和ちゃんっ」 また声がこぼれる。 「嫌?」 (嫌じゃないよ) 「怖い?」 (和ちゃんが居てくれたら、大丈夫) (大好きだから) 言葉の代わりに 「やっ、うぁああ」 声が漏れる。 セーラー服の中に和ちゃんの手が潜り込んできて、外気にならされたその冷たい感触にびくっとした。 スポーツブラの中で疼いていた乳首を摘まれて 「ひゃっ、あっ、くぅぅぅ」 声が漏れる。 和ちゃんの目を見ればとても真剣な色を帯びていて、私に「続きをしたい」んだってわかった。 キスの先にある何かに私を導きたいんだって、その気持ちが伝わってきて、それがやっぱり凄く、凄く嬉しかった。 指の腹で乳首をキュッと挟まれて、フッて解放されて、またキュッと挟まれて 「くぅぅぅぅ」 それがもどかしくて、思わず唇を噛み締めた。 和ちゃんはそんな私をちょっと笑って見つめながら 「指、冷たかったかな? 乳首が立ってるよ」 私を恥ずかしい気分にさせた。 その間もほそい指でその固くなった部分をキュッとする手付きは変わらなくて、意識が引き摺られそうになる。 何だか、恥ずかしいのに気持ちよくて、変な感じ。 私がドギマギする間も和ちゃんはずっとこっちを見てて、おもむろに 「脱がすね」 って言ったかと思ったら、セーラー服とスポーツブラを外しにかかった。 「の、和ちゃんっ」 「駄目。もう遅いよ」 ちょっと後ずさった私の鼻の頭を子供にするみたいに鼻の頭をちょんと弾いて、裸にして、それからまた乳首に悪戯を始めた和ちゃん。 その格好いい女の子に少し力を込めて乳首を弄られると、 「んんっ、んんっ」 どんなにかみ殺そうとしても声が上ずってしまう。 恥ずかしいから必死に我慢するけれど、やっぱり声がはねてしまう。 ぎゅっと必死に唇を引き結んだのに、その瞬間――――――― 「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああっ!」 乳首に吸い付かれて大きな声を上げてしまった。 胸の中心を口に含んで上目づかいに私を見ている和ちゃんと目が合って、思わず悶えた。 唇に閉ざされて見えないけど、乳首を舌の先でくすぐられているのがわかった。 その刺激が強すぎて、 「あっっっ! いやぁあ!!」 引き結んだ唇が乳首と一緒に和ちゃんの舌で溶かされちゃったみたいに、声が溢れた。 私の小さな胸はもう和ちゃんの唇に捕えられて、温かくて柔らかいその唇に丸く囲い込まれていた。 その中で焦らすようにゆっくり乳房のふちを舐められて、感覚を研ぎ澄まされる。 徐々に徐々に乳首へと柔らかい舌が迫ってくるんだけど、舐められた跡がじんじんと疼く。 「ん、くぅん、の、のどかちゃぁん」 思わず懇願する口調で言った私を和ちゃんが笑って、そうかと思ったら次の瞬間、 頂に迫っていたはずの舌がまた乳房のふちへと後戻りを始めた。 そうやって焦らしながら、和ちゃんはその綺麗な瞳でちょっと悪戯っぽく笑いながら私を見ていた。 そうやって見つめられると、舐められた跡がさっきよりももっとじんじんと疼くみたい。 自分でも固くなっていることがわかる乳首が切なくて、とうとう私は 「いじわる、だよぉ」 掠れた声を出してしまった。
https://w.atwiki.jp/dl_sales/pages/9.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/bamboo-couple/pages/220.html
933 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 14 14 34 ID gRbAhXh/ 「最近コジロー先生カッコよくなったよねー」 とか言う同級生の会話を耳敏く聞いていて、 違和感をおぼえたきりのんが鎌崎までの道中でサヤに相談する夢を見た。 934 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 14 16 01 ID gRbAhXh/ 以下その内容。 キリノ「別にそんなに変わってないよねえ?」 サヤ「いや、あたしはちょっとは分かるけど」 キリノ「えーどのへんがー?」 サヤ「…頼り甲斐が出てきたんじゃない?」 キリノ「つい今でも靴やズボンにガムべたべた付けててだらしないけど、あと、切符のお金まだ…」 サヤ「じゃあ、んーと、最近授業がマトモ」 キリノ「それって教師として当たり前のことなんじゃ…」 サヤ「何か素直に言う事聞いてくれるようになった気が…」 キリノ「昔っからバカ正直な人だったと思うよ?」 サヤ「若返った!!」 キリノ「さっき椅子に座る時”よっこいせ”みたいな感じでもう、うちのお父さんみたいだったけど」 サヤ「あーもう分かったから自分で探しなさい」 キリノ「ええ、何怒ってんのサヤ?」 この辺りで目が覚めた… 953 名前:934の夢の続きと俺の妄想(1/6)[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 21 54 36 ID NhNeX3Zj ヒマだったので 934の続きを勝手に考えてみた、鬼なげー。 ―――――――――――――――――――――――――――――――始。 がたん、ごとん…がたん…… 電車は揺れ続けている。 朝の早い時間なので、新たに乗って来る乗客もほとんどおらず、 相変わらずの貸し切り状態だ。 出発の頃は「みんなで小旅行!」と言うノリで大いに盛り上がっていた部員達も、 長い電車旅のうちにそのテンションは次第に下がり、初めは立っていたものが 今では2列丸まる空席と化したロングシートにそれぞれのグループで固まって座り、 軽いお喋りなんかをしながら到着までの時間を潰していた。 そんなわけで部長――千葉紀梨乃は一人、ひたすらにその時間を持て余していた。 つい先程には、親友サヤとの会話でけんもほろろに追い払われたばかり。 無理もない。「顧問の魅力は何処なんだろう?」と尋ねる本人が、 サヤの模範的な回答を悉くその観察眼で否定してしまうのだ。 全くよく見えていると言うのも考え物である。 ともあれ、一度燻ってしまった好奇心は尽きる事がない。 それは長い電車旅で鬱積したキリノの運動エネルギーと合さるかのように、 早くも次の対象に向けてリサーチを開始しようとしていた。 ※ ※ ※ ※ 「先生の…」 「カッコよくなった所、ですか?」 進行方向の、左側。ロングシートの真ん中あたりに座している 一見兄妹のような男女――すなわちユージと珠姫にまずその矛先は向けられた。 瞬間移動してくるキリノの動きにうろたえる事もなく、二人はその質問のテーマを取り敢えず要約する。 「そうそう!あたしじゃよく分からないから皆に聞いてみようってね!」 漲るキリノの眼力に少し気圧されたか、少し考え込んでしまった二人だが、 やがてユージの方が先に反応を見せ、その答えをタマに促す。 「そういえばタマちゃん、こないだの…」 「あっ、うん。この前道場に来た時の、キリノ部長とサヤ先輩の試合の時… 先生、見てないのにまるで見えてるみたいにお二人にアドバイスしてました」 ”どこがカッコよくなったのか?”と言う質問に対しては 全く不十分と言えるその言葉足らずな不思議な回答に、キリノは首を傾げる。 「ん?ん?どーゆーこと?」 自分が促したとは言え、その奇妙なやり取りに苦笑しつつ、 一足先にその事に思い当たったユージがフォローを入れる。 「疲れて倒れてるのに、ちゃんとお二人の動きとか、分かってるみたいだったんですよ。 普段からよっぽどよく観察してなきゃ、あんな事出来ないと思いますよ。…よね?タマちゃん」 「うん。先生、皆の事、よく見てくれてるんだなぁって… 剣道、教えてる時のお父さんみたいで、すごいなぁって思いました」 ユージのフォローと、それに合わせたタマの解説でようやく理解し、相槌をうつ。 成る程、あの時、ヘロヘロだった先生を二人が感心するように覗き込んでたのはその為だったんだ。 「ふ~ん…まだよく分かんないけど、”生徒をよく見てる”かぁ、なるほどね~、ありがとう」 そう言いながら二人の前を離れるキリノ。 ”生徒をよく見ている” そんな事は二人が今更確認する遥か以前から百も承知しているキリノにとって、 それは”最近カッコ良くなった”部分として十分な回答とは言えなかったが、 あまりしつこく話し過ぎてサヤの時のようにウンザリされてもしょうがない。 今はあの二人が先生の魅力を再確認したのだ、と言う程度に留めて置くのが良策だろう。 さて、次は。 ※ ※ ※ ※ 進行方向の、右側。分かれたグループの中では最も和気藹々としている3人組がいる。 一人は、制服を着ていなければ高校生とは思えない大人びた雰囲気を持つ女子高生。 一人は、わんこの耳のようになっている二つに分けた髪型と眼鏡が可愛い、同じく女子高生。 そしてもう一人は、どんぐり。 その集団へと、キリノは突撃を開始した。 「えっ、先生のどこがカッコよくなったか、ですか?」 呆気に取られる残り二人の半・保護者…ミヤミヤがまず口を開く。 突拍子もない質問に特にうろたえる様子も特にないと言う事は、多少は思いつくフシでもあるのだろうか? ともあれそのギラギラした目を隠そうともせずキリノは続ける。 「そーそー、キリノート充実の為にも協力してね?」 しかし、ミヤ以外の二人は勿論のこと、ミヤミヤ自身の反応も芳しくはない。 長い髪の毛を指でくるくるさせながら、少し困ったような態度は保留したままで。 「う~ん、あたしも…最近特に変わったようには思いませんけど…」 「ねー?サヤとも話してたけど別にだよねえ?」 自分と全く同じ意見のミヤミヤに、 思わずサヤの時の反省も忘れて強い相槌を打ってしまう。 が、そこにもう一人…サトリが何かを思い出したように口を開く。 しかし、それもまたキリノの期待する答えではなかった。 「でも、そう言えばこの間、変に燃えてましたね」 「ああ、お腹痛いって早引けした時の?あれもいつもの発作だと思うんだけどな~」 その言葉――あれが”いつもの発作”とは。 普段の部長らしからぬ把握の曖昧さだな、と違和感を感じたのは、横で聞いていたミヤミヤだ。 確かにあの時だけの暴走ならばそれで良かったかも知れない。 だが、その後のあの、川添道場へ行くと決めた時の決意までもを含めて考えると。 キリノの質問に対する明確な答えにはならないかも知れないが、確かに違いはあったのだ。 その思いのままに言葉を紡ぐと、それに呼応するかのようにどんぐ…ダンも続く。 「だけど、なんだかその後も思い詰めてたじゃないですか」 「タマちゃん家行ったのだってそうだろぉ~」 反駁する意見に狼狽する様子もなく、キリノも答える、しかし。 「確かに、やる気にはなってたみたいだけど…」 それはずっと前からじゃん、とは続けられなかった。 仕方がない。キリノにとっては当然の事なのだ。自分の為にやる気を出した先生が、 やがて自らを取り戻して強くなり、指導者として、剣士として輝きを増してゆく―――― その全てが予定調和であり、必然に過ぎない。 「やる気を出した先生」は、あくまで「ずっと前からやる気を出していた先生」であり、 それは変化ではないし、今更キリノにとって改めて気付く”カッコよさ”と言う類のものではない。 しかし敢えてそんな事を1から説明する理由も無いし、これもまた再確認なのだろう、と、その場は思うに留めた。 そうして互いの会話が途切れかかると、先の一回の発言を除き ずっと押し黙って何かを考えていたどんぐ…ダンが 意を決したようにその重々しい口を開く。 「てゆうかキリノ部長は、先生のことす…」 そう言おうとした言葉が”先生”の、「せ」の音に差し掛かるか、差し掛からないかの刹那であろうか。 そこから先の言葉を全く遮るかのように、ミヤミヤの甘い声が電車中に響く。 「ダンくぅ~ん?見て見て、ホラ後ろ!外、もう海だよぉ~?!」 「おお~、キレイだなあ、ミヤミヤ~」 がたん、ごとん…がたん。 トンネルを抜けた電車は、気が付くといつの間にか本格的に海に差し掛かっていたのである。 4人は…いや、車内に居る室江高剣道部全員が、一斉に外に向けて目を見張る。 そんな視覚効果も手伝って、一気にテンションを回復させた部員たちの大きな歓声に、 少ないとは言え同乗する車内の他の乗客からは、冷たい視線が刺さる。 「おめぇら、静かにしろよー」 その視線をいち早く察知したコジローが全員に注意を促すと、 一丸となって沸いていた部員たちも少しの落ち着きを取り戻す。 そんな空気が暫く流れた、その後。 キリノは、先刻ダンの言い掛けた言葉に多少違和感を覚えつつも、 海を見る二人のそのアツアツぶりに圧されたか、無理に聞き直す事もせず席を立っていた。 「??? あ、はは、は…お邪魔しちゃったね…」 ※ ※ ※ ※ 「…はぁ。」 キリノが去った3人の席に、大きな溜息がひとつ。 「…あの人、どこまで分かってんのかなぁ…」 そんな、誰に聞かせるでもないボヤキ声の主は、ミヤミヤだ。 そして偶々耳に入って来た、その空虚な言葉の意味を辿り、暫く思考を重ねた後、目を白黒させるサトリ。 「ええっ、キリノ部長と先生ってそうなんですか!?でも教師と生徒…」 「何を今更言ってんのよ…」 もはや説明するのもタルい、とばかりに首肯のみを返すミヤに、慌てふためくサトリ。 そして、不遜な態度で先の行動をわびる…ダン。 「ごめんなぁ~ミヤミヤ。さっきのは俺が浅はかだったぜ~」 「ううん!ダンくんは男らしくてそれでいいのよ~?あたしこそ、邪魔しちゃってゴメンね…」 「いいのさマイハニ~」 一瞬にしてラブラブな空気を構築する二人の雰囲気に中てられながらも。 じゃあ、さっきのは栄花くんのスタンドプレーだったんだ… と、ようやくサトリの思考が現実に追い付き掛けた頃、一つの疑問が浮かぶ。 「あはは…でも、本当にそうなんですか?ひょっとして誤解かも…」 そんなサトリのヌルい解釈は聞き飽きたとばかりに、ミヤミヤの黒い眼光がサトリを貫く。 「あんた…アレ見ても本当にそう思うわけ?」 退屈げに向けられた、その親指の指し示す先には… ※ ※ ※ ※ 「コジロー先生~、もうちょっとで着きますねえ」 「ああ、もうすぐだな。ところでお前…さっきからサヤとか皆と何話してたんだよ?楽しそうに」 ミヤミヤ達の席を離れ、即座にキリノが向ったのは、当初に彼女が座っていたポジション… すなわちロングシートのミヤグループの対角線側であり、顧問の隣の、海がよく見える席である。 そこにちょこん、と腰掛ける。キリノの背はそんなに低い方ではないが、 上背のあるコジローの横に座ると頭のてっぺんが肩に並ぶくらいだ。 聞き難そうなコジローの質問にも、明るい笑顔でありのままを答えるキリノ。 「なんか先生がカッコ良くなったって噂を聞いたんで、皆に聞いてたんですけど…」 「はぁ~?誰だよそんな素晴らしい事を言ってくれちゃってんのは」 アゴに手をやり満更でもない様子のコジローに、 目を細め、猫口を大きく開けながら水筒のお茶をすすり、一言。 「でも喜んで下さい!うちの部では”ここがカッコよくなった!”って具体的な意見はゼロでしたっ!」 一気にがっくりと肩を落とすコジロー。 「…くっ。だが…人間は中身だぜ!今日はやるぞ俺は!」 「ズボンの裏にガムひっつけて熱く語られても説得力ないっすねー」 冷静にツッコミを入れるキリノと、それに合わせてテンションを上下動させるコジロー。 もう何年も一緒に暮らしているような夫婦同然の二人は、公共の場――電車中でもまた、夫婦であった。 「そうなんだよ、コレ、どうやったらとれるかなあ…?」 「コールドスプレー掛けてみました?」 「やってみたけどまだちょっとベトベトする…」 「もーしょうがないなあ、じゃあ向こうの学校着いたらあたしが洗濯機借りて洗っといてあげますよ」 「ごめんな…」 「まーいつもの事っすから」 軽妙なやり取りを続ける二人。 だが”いつもの事”と言うキリノの言葉は、 今まさに自分を変えようとしているコジローには少しトゲがある。 「…なんか普段からそんなだらしないっけ、俺…?」 さすがに気弱になり、尋ねる口調になる。 だがキリノにとっては、そんな変化も含めて”コジロー先生”であり、愛すべき対象でしかない。 そんな愛らしさに少し絆されたか、寄りかかる様にコジローの肩口のあたりに頭をくっつける。 「いやいや、先生はそんな感じでいいんっすよ、いつも通りで」 それは、全くの本音であると言えた。 コジローが誰にとってどれだけカッコ良くなったとしても、 それは自分にとっては”いつも通り”なんだと、今日はそれが確認できたから。 「お前は…さ。何をいつもそういう分かったような事を…」 根負けしたかのように、キリノの頭に掌をのせるコジロー。 そのままヨシヨシ、と頭を撫でられる間、えへへー、と俯くキリノ。 その近さは、電車内のそれを見る者全てにとって、「恋人同士」と言う形容以外に表現の術を持たない物だと言えた。 そして、当のその光景をまじまじと見つめる第三者――すなわちサトリにとってもまた。 ※ ※ ※ ※ サトリ「………スイマセンデシタ………」 眼鏡の内に涙を浮かべて、こりゃ無理っす、あたしが鈍感でバカでした、 生まれて来てすいませんとばかりに謝るサトリに、あくまでも優しく諭すミヤミヤ。 「わかりゃーいいのよ。でも、アンタも暫く黙っときなさいよ?」 「うう、はい…でも、本当にいいんですか?」 その言葉に、サトリのくせに小生意気な事を聞くものだ、と思いはしたが。 いいも悪いもない。この部に居る以上、あの顧問と部長とは一蓮托生なのだ。 それに付き合う仲間が増えるのは、悲しい事ではない。 「いいのよ。こんな面白い物、下手にいじって壊しちゃったら元も子もないんだから。しかも2つも」 「……ふたつ、ですか?他にも何かあるんですか?」 もう一つは勿論、自分らの対岸におわす、もう一組のカップルなのだが… うっかり口を滑らせた事に多少の反省はあるものの、ふと思いやる。 ―――そう言えばサトリって、なんであたし等の所に居るんだろ?? 本来なら、そのもう一組のお邪魔…コホン、引っ掻き回してるのが位置的には、正しいのではないか? ―――居辛い、のか。あそこには。 そう思ってしまったら、もう、次の言葉は一つしかなかった。 「…あー。ゴメン、3つだった」 「えっ、えっ、えええっ、3つも!?」 一挙に押し寄せる情報に思考回路をスパークさせているであろうサトリに、 またも優しく諭すように…念を押す、ミヤミヤ。 「…そ。だから、黙っとくのよ?」
https://w.atwiki.jp/nobu14pk/pages/62.html
PK 無印 1584年10月 独眼竜、起つ 開始直後に発生するイベント 伊達家:戦国伝(大)「人取橋の戦い」。 徳川家:戦国伝(大)「上田合戦」。 真田家:戦国伝(大)「第一次上田合戦」。 このシナリオについて 無印版においては最も後の年代からスタートするシナリオ。小牧長久手、沖田畷の戦いが終わった状況である。だが何故か津川義冬や龍造寺四天王が生きていたりする……。一門が一人もいない上に寿命が迫る河野・姉小路の難易度は最早説明するまでもないだろう。 史実シナリオとしては(無印版時点では)唯一、前田・佐々・金森が大名家として登場。(金森は支城スタート) 河野・龍造寺は本城持ち勢力だが、従属状態からスタートする。 龍造寺政家をはじめ、筒井定次、阿蘇惟光、池田輝政…と大名の世代交代もちらほら。 羽柴家は同盟期間の関係上、ほぼ確実に長宗我部→毛利→島津の順に制圧して順調に巨大化する。 耐久9000の安土城と大坂城が同時に登場する無印唯一のシナリオ。 徳川と北条は婚姻同盟済のため、共に背後を気にせず攻めてくる。ただし婚姻している氏直は1591年に病死する。 プレイ勢力別解説
https://w.atwiki.jp/haruhi_aska_sui/pages/99.html
https://w.atwiki.jp/gazoures/pages/419.html
第六話 あの日二人見てた夢の続きへ(後編) 超太郎「隼人に竜馬…あいつらまで敵になってるのか!」 真紅「さっそく戦闘と行こうか」指パッチン エヴァ「うぉう!? こ、これが冴木殿が言っておられたデュプリ・ドールか…」 たから「あら、人数が少ないわね」 真紅「ああ、今日は三人も仲間がいるしな」 超太郎「俺とエヴァさんはともかく、たからさんは大丈夫なのか? 犬も居ぬのに」 たから「…超太郎。それ以上つまらないギャグを言うと『もぐ』わよ?」 趙太郎「ひぃっ!?」 たから「私から攻めさせてもらうわ。エターナルブリザード!」 としあきα「ぐえー!?」 趙太郎「強ぇ!」 エヴァ「冴木殿がいつの間にあんなに強く…私も負けていられないな!」 エヴァは前に出るのだが、隼人に阻まれてしまう。 エヴァ「くっ…こいつ、いつもより早い!」 隼人「はっはー! 0.01秒の世界を見せてやるぜ!」 攻め続けられるエヴァだったが、ふとある事に気が付いた。 エヴァ「そうか…相手が速いなら、私はその上を行けば良い訳だ」 隼人「な、なにぃ!?」 エヴァ「冴木殿が凍気の塊を収束させて放つパワーならば、私は高速で相手をピンポイントで狙う凍気を放つ! パンサーブリザード!」 エヴァから放たれた凍気、まるで雪原を走り抜ける豹ようだ。 隼人のスピードをいとも簡単に上回り、彼の体を捕えて凍りつかせた。 エヴァ「良し!」 たから「流石ね、エヴァさん!」 エヴァ「ふふ、当然だ!」 ツヴァイ「氷なら、溶かしてしまえば良い。天空の支配者、鳳凰!」 化身を出現させたツヴァイはその翼で隼人に触れ、彼を覆っていた氷を溶かした。 エヴァ「あれが、あいつの化身か!」 ミストバーン「魔戦士ペンドラゴン、アームド!」 ツヴァイ(化身)「アームド!」 二人は再び化身アームドをし、ぶつかり合った。 趙太郎「化身を…まとった!?」 エヴァ「なんと…そのような技があったとは!」 ミストバーン(アームド)「うっ…!?」 しかし今度はツヴァイの力の方が上回り、ミストバーンは弾き飛ばされてしまった。 たから「ミストさん!」 ミストバーン「だ、大丈夫です…しかし、いつの間にこんなに強く?」 真紅「あいつら…そうか! あいつらは過去で俺達と戦ったデータをインプットしてるんだ。だから前より強くて当たり前なんだ」 超太郎「再生怪人は弱いってのがお約束だろ!? 無敵のスタープラチナで何とk…って俺の化身だった!」 たから「何一人でコントしているのよ…」 その後一進一退の戦いが続く。 だが確実にたから達は押されていた。少しずつ疲弊の色を見せ始める。 「護星神、スタープラチナ!」 白銀の星の輝きを持った化身を出現させた趙太郎は、敵の放った光の球体に向かって、とてつもないスピードで拳を叩き込んでいく。 「オラオラッシュ! オラオラオラオラオラァ!」 目にもとまらぬ速さで光の球体は灰と化す。 エヴァ「ちぃ、こいつら、面倒だな!」 たから「…そうね…」 ミストバーン「こうなったら…カイザーフェニックス1号!」 ミストバーンの放った必殺技も、しかし化身アームドしたツヴァイによって防がれてしまう。 ミストバーン「そんな、私の必殺技が通じないなんて!」 たから「何か状況を覆す策があれば…」 メロン「策ならあるぞ!」 真紅「なかなか良いアイデアはねーな…」 メロン「無視ですかそうですか」 超太郎「で、メロンさん。策って何だよ」 メロン「簡単だよ。相手がたからさん達のデータを得て強くなったのなら、こちらは相手の知らない力で戦えば良い! これぞ王道!」 エヴァ「…」 超太郎「…」 メロン「はっ! ち、違うんですよ相手に一度見た技は通用しないとかなんとかかんとか…ええい! 実はネロさんのオーラを取ってきたんじゃよ。これがあれば勇気百倍! 相方のミストさんと融合すればこうかはぱつぐんだ!」 エヴァ「オーラ…融合…?」 ミストバーン「やりましょう!」 真紅「じゃあ俺達で時間を稼ぐぜ、たからさん!」 たから「ええ」 真紅「ミキシトランス、ティラノ!} 趙太郎「不良になったー!?」 たから「魔神、ペガサスアーク!」 趙太郎「生えたー!?」 たから(化身)「アームド!」 エヴァ「冴木殿が化身を使えて、アームドまで!?」 真紅(ティラノ)「うぉぉぉ! 古代の牙!」 たから(アームド)「チェイン、エターナルブリザード!」 恐竜の力と、凍てつく波動が重なる時。 何をも滅ぼす強大な力が生まれる。 プロトコル・ファントムのメンバーはそれを防ぐことで精一杯で、攻撃を仕掛ける事が出来なくなってしまった。 メロン「今だ!」 ミキシマックスガンの-から、ネロのオーラが出現した。 ネロのオーラ『僕、参上~』 ミキシマックスガンの+を、ミストバーンへと向け放つ。 ネロからミストバーンへ、そのオーラは受け継がれる。 二つの異なる力が今、一つとなって融合する! ミストバーン「ミキシトランス、譲崎ネロ!」 メロン「よっし、ミキシマックスコンプリート!」 そこにはネロの髪の色、ネロの髪型になったミストバーンが立っていた。 ミストバーン「ネロさん…行きますよ!」 何も迷わずに、ミストバーンは突き進む。 虹裏農園にいっぱいの蕪を作るという、いつか二人で見た夢の続きを見るために。 ミストバーン(ネロ)「剣聖ランスロット!」 ネロのオーラを受け取ったミストバーンは彼女の化身をも習得していた。 円卓の騎士ランスロットをモチーフにした化身はその剣を振るい、次々とプロトコル・ファントムのメンバーを斬り倒していく。 ツヴァイ(化身)「これ以上、好きにはさせない」 ミストバーン(ネロ・化身)「それはこちらのセリフです!」 剣聖ランスロットはその剣を仰々しく構える。 ミストバーン(ネロ・化身)「ネロさん…あなたの技、使わせてもらいます!」 ミストバーン(ネロ・化身)「ロストエンジェル!」 突き出した剣聖の剣から迸る光のエネルギーは、ツヴァイをその化身ごと吹き飛ばした。 ミストバーン「ネロさん…ありがとうございます」 ツヴァイ「くっ…敗北。信じがたい結果だ」ピッ ツヴァイ「…Yes。撤退する」 竜馬「おう」 ツヴァイ(なんだ…この胸に疼く感情は…エレン…誰だ…?) ――ムーブモード ミストバーン「さて…これで私の役目は終わりました」 たから「ミストさん…」 突如、ミストバーンの体が光に包まれ始めた。 超太郎「なに!?」 メロン「インタラプトが正しい時間の流れに修正された証拠だよ…彼女は存在しなかった歴史と共に消滅する…」 エヴァ「そんな! 何とかならないのか!」 真紅「…悪ぃ、無理だ」 ミストバーン「良いんですよ、エヴァさん。覚悟してたことですから」 エヴァ「しかし…冴木殿!」 たから「…」 ミストバーン「ありがとうございます、たからさん、エヴァさん、真紅さん、メロンさん。あとついでに超太郎」 超太郎「いや俺の扱い酷くね!?」 ミストバーン「本来の私と、ネロさんによろしくお願いしますね…ありがとうございます。少しですが、楽しかったですよ?」 そして、本来存在するはずのないミストバーンは今、完全に消滅した。 真紅「…戻ろうぜ」 たから「…そうね」 現代に戻ってきたたから達は、虹裏農場へと出かけてみた。 ネロ「収穫だ、収穫だ、収穫だったら収穫だ!」 ミスト「収穫だ、収穫だ、収穫だったら収穫だ!」 エヴァ「ふふ…楽しそうだな」 超太郎「羨まC」 真紅「茶化すなよ、超太郎」 たから「…」 ミストバーン(…ありがとう) たから「…ええ」 メロン「うん?」 たから「いえ、何でもないわ」 数日後―― 八重「た、たたた大変です!」 たから「七瀬さん? どうしたのそんなに慌てて…」 八重「ここが…虹裏喫茶に政府によって立ち退き宣言がされました!」 たから「…ちょっと待って。何の話?」 八重「虹裏喫茶は封鎖。後に完全に取り壊しになると…」 皆「な、なんだってー!?」 (続く)
https://w.atwiki.jp/mangafishing/pages/6.html
アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/921.html#id_2d967d6e たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
https://w.atwiki.jp/mangafishing/pages/10.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/921.html#id_476878da たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント